色は窯の命

私たちル・ノーブルでも色をテーマにした特集を取り上げますが、色の好みは千差万別。購入する側はもちろん、メーカーによっても異なり、一口に「赤」と言っても目の覚めるような赤から朱色に近い赤などさまざまです。

絵付けを行う際に一番重要なのが色の配合です。高い温度で焼くため、配合には最大の注意が払われます。配合は企業秘密でもあるため、ごく限られた職人にしか教えないという窯もあります。

発色が難しい赤と青

焼き物の中で価値のある色は金ですが、発色が大変難しいため「青」と「赤」は格別の扱いを受けています。

青は藍やコバルトと表現するブランドもありますが、マイセンアウガルテンヘレンドロイヤル・コペンハーゲンなど、これらの一流ブランドを代表するシリーズに青は欠かせない色で、また皆さんご存知のように少しずつ色合いが異なります。

赤色は、一昔前には美しい赤を出すためにある金属系の材料を使用していましたが、有害で人体にも影響を及ぼしかねないということで、使われなくなりました。そこで新たに使われるようになったのが「金」です。金を錫に混ぜて絵具を作ると綺麗な赤色ができあがります。美しい発色の裏には、職人の緻密な配合技術が隠されているのです。