そもそも「陶磁器」とは何を指す?

やきものにはさまざまなものがあり、主に「土器・炻器(せっき)・陶器・磁器」の4種類に分類されます。原料と焼成温度の違いによります。1に焼、2に土、3に細工、と言われるように焼が一番難しいとされており、同じ原料を使っても焼成温度によっては異なった種類のやきものになることもあり、はっきりとした区別はなかなかしづらいものです。粘土や陶石を原料に焼かれた器すべてを「陶磁器」と総称し、日本では一般的に「やきもの」と総称されます。英語では「POTTERY」と言います。種類についての詳細は次ページの「やきものの種類」でご紹介します。

陶磁器の歴史は歴史的背景に大きく関係し、陶磁器の発展は使用目的の違いと歴史的背景で異なります。
その一つに挙げられるのが、箸とカトラリー文化の違いです。和食は箸のみで食べるため、持ちやすさや口当たりの良さなどの機能性重視でした。西洋では板に固焼きパンを載せたものをお皿代わりに使っていたため、器はテーブルに置かれたままで、手かカトラリーで食事ができるような機能性を持つようになりました。

参考ページ「カトラリーの種類と用途」