ロイヤルコペンハーゲン / ROYAL COPENHAGEN

デンマーク磁器製作所の開設

マイセンにはじまったヨーロッパの陶磁器ブームは、やがてヨーロッパ全土に波及し、当時隆盛を誇っていたデンマークでも、磁器生産国になることは、悲願ともいえる切実なものでありました。

やがて1770年、科学者ミューラーが国内原料で初めて磁器の焼成に成功しました。 この報を聞いた王妃ジュリアン・マリーの支援で、「デンマーク磁器製作所」を開設。 これがロイヤル・コペンハーゲンの始まりです。

王立コペンハーゲン磁器製作所

1779年、王立の窯となり、「王立コペンハーゲン磁器製作所」と呼ばれ、以来100年余り王室専用の窯として制作にあたることになります。

フローラダニカ

そんな中で生まれたのが、ロイヤル・コペンハーゲン窯の代表作「フローラダニカ」です。
1790年、国王クリスチャン7世が、ロシアのエカテリーナ2世への贈り物としてつくらせたのが始まりといわれています。

フローラ・ダニカは、デンマークに成育する植物をそのまま器に再現しようという着想のもと『フローラ・ダニカ(デンマークの花の図鑑)』に記載された2600種もの花々が描かれることになっていました。 しかし、1796年にエカテリーナ2世が没すると、1802点まで及んだフローラダニカの製作はうち切られ、これらの製品はデンマークの国宝としてローゼンボー宮殿に保存されることになりました。

これらの製品のうち、現在約700種類が商品化されています。

王立から民間へ

1868年、ロイヤル・コペンハーゲンは王立から民間の手に移行しました。
そして、1885年に招かれたアーノルド・クローによって、ロイヤル・コペンハーゲンの名は揺るぎ無いものになっていきました。

ロイヤル・コぺンハーゲンの作品には、王冠(デンマーク王室御用達を表す)と、3本の波線(デンマークを囲む3つの海峡を表す)と、ペインターのサインが入っています。