マイセンの器でシックな「お正月」コーディネート

新しい1年の始まりに、お客様をおもてなし。

今回は1709年、ヨーロッパで初めて白磁の製造に成功した名窯「マイセン」の器を使って、
シックなお正月のコーディネートです。

17世紀まで東洋の磁器の美しい肌は、ヨーロッパの王侯貴族の憧れでした。
ポーランド王のアウグスト1世より、東洋の磁器に匹敵するような白磁作りを厳命された錬金術師のベッドガーは、1709年に待望の磁器製造に成功。1710年にはエルベ川のほとりのマイセン市に王立磁器製造工場が完成、ここにマイセンの歴史がはじまったのです。

現在のマイセンは、過去の遺産である原型や資料を保管・伝承し、技術を守りつつ、歴史ある古典磁器を完全に再現しています。また、今を感じさせる新しいシリーズの創作にも取り組み、高い評価を得ています。

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上品で洗練されたデザインのマイセンの器に合せたものは、
明治32年創業から続く、老舗の硝子会社・廣田硝子の「ちろり」と、
薩摩切子の技法で蛍の舞う、幻想的な夜の世界を切子模様で繊細に表現した「ほたる 開酒盃」。

輪島塗の漆器とも相性抜群です。

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バカラを代表するシリーズ「アルクール」のワイングラスもぴったりです。

アルクールのワイングラスはそのシェイプがキリスト教の聖餐杯に似ていることから、
1917年にローマ法王ベネディクト15世の意向により、
バチカンで使用されることになったという歴史を持っています。

撮影使用アイテム