時代を超えて愛されるものづくり バーレイ-Burleigh-

「バーレイ -Burleigh-」は、200年以上前のイギリスで開発された伝統的な銅板印刷を使う世界で最後の陶磁器メーカーです。
160年以上にわたり熟練の職人技と伝統的なものづくりにこだわり続け、代々同じ技術を使いながら温かみのある素朴な雰囲気で高品質な陶器を作り続けています。

バーレイのはじまり

1851年、ヒュームとブースという二人の人物が、ストーク・オン・トレントのバーズレムにあるセントラルポッタリーで始めたアーザンウェア(土器)のビジネスがバーレイの始まりでした。

その後、1862年にウィリアム・リー氏とフレデリック・ラスボーン・バージェス氏がパートナーシップを結び運営を引き継ぎ、1889年に運河が開発されたことにより事業は現在の場所であるミドルポート・ポッタリーに移され、リー氏とバージェス氏が亡くなった後も、彼らの息子であるエドムンド・リー氏とリチャード・バージェス氏の支援を受けて事業は続きました。

1912年にリチャード・バージェス氏が亡くなり、事業はリー氏が独占的に運営することになりましたが、20世紀半ばになるころには、バージェス(Burgess)とリー(Leigh)の両名を組み合わせて「バーレイ(Burleigh)」として呼ばれるようになりました。

1990年代、会社は困難な状況に陥りますがドーリング家が事業を買い取り、ドーリング ファミリーのビジネスとなりました。その後、2010年に同じくイギリスの陶器メーカーであるデンビー社に買収されたのち、2011年にはチャールズ皇太子の慈善団体の支援を受け工場を修理、事業を存続させることが出来ました。

How to Make バーレイ

バーレイの製品は19世紀より使われている機械を使って粘土を作るところから始まります。

次に石膏型に粘土の生地を流して型を取るキャスティング法、又は生地を石膏型で挟むプレス法のいずれかを使用して型取りをします。型から取り出し乾燥させたあと、注意深くスポンジで表面を滑らかにします。

最初の焼成はビスケット焼成と呼ばれます。バーレイではガス窯を使用し、1000度を超える温度で焼成します。

「ビスケット」に焼いた後、銅板転写と呼ばれる複雑な装飾プロセスが始まります。

ティッシュペーパーのような薄い転写紙に、手彫りの銅製ローラーで模様を印刷。転写紙をロールに巻き取った後、職人が転写紙をカットし手でビスケットウェアに貼り付け、ブラシと柔らかい石鹸でこすって、優雅なバーレイ模様を貼り付けます。

転写紙をより確実に接着させるために一度焼成した後、最後に釉薬に浸して3度目の焼成を行い完成です。

クラッシックながらも現代に愛されるバーレイのコレクション。

バーレイではものづくりにこだわった献身的な職人チームが、伝統的なスキルとテクニック、最高品質の原材料を使って、クラシックで時代を超越した食器を作り続けています。

良いもの、継続するもの、流行りやトレンド・時代を超えたものを創るには、時間をかけなければいけません。バーレイの商品はすべて、イギリスで手作業にて製造されています。インクのむらや1点1点転写紙の付き方が異なっており、それもバーレイの深い味わいとなっています。

現代の技法では生まれないバーレイ独特の、個性的で美しく繊細な作品をお楽しみください。

ブルーキャリコブルーキャリコ

バーレイで初めてCalicoがデザインされたのは1968年です。以降すぐに最も人気のパターンとなりました。

マルベリーフェリシティーマルベリーフェリシティー

繊細なエルダーフラワーの散らし模様が、食卓やアフタヌーンティーを可愛く演出します。

ブラックリーガルピーコックブラックリーガルピーコック

オリエンタル風の鳥がモチーフのブラックリーガルピーコック。クラシックな絵柄ながら、黒が全体を引き締める現代風の雰囲気です。