食器に使われる金

食器に使われている金は何金なの?

というご質問をいただくことがあります。

18Kから限りなく24Kに近い金が使われている時代もありましたが、昨今はアジアなどの諸外国での製造が増え、窯ごとの特殊技術の発展などに伴い、さまざまな純度の金が使用されているようです。

食器につけられた金の強度は?剥げないですか?

というご質問もありますが、

剥げにくい金はあっても、剥げない金はありません。

とお答えしています。

なぜなら金という素材はやわらかい金属でできています。食器は使って洗うものですから、使用していると金は摩耗されていきます。はげにくくするためには、金を厚めに塗るなどすればそうなりますが、それではあまりにも価格が高くなってしまいます。鈍く深みのある発色をしている金は比較的純度が高く、金の使用量が多いと言われています。また食器の銀は、シルバーではなく白金(プラチナ)が使われています。

金の付いた食器を電子レンジに入れたり、たわしなどのような粗いもので強く擦るのはご法度です。電子レンジに入れるとバチバチと火花が出ますし、傷つきやすくなります。マグなどは飲み物をレンジで温めるのにも使いますので、日常使いで考えていらっしゃるようでしたらそういったことも念頭に置きながら選ばれるとよいかもしれませんね。