インペリアルポーセリン / IMPERIAL PORCELAIN

ロシア最古の窯・インペリアルポーセリン

インペリアルポーセリン(Imperial Poecelain)は、華やかなロシア文化を築き上げたロマノフ王朝時代の1744年、ロシア皇帝ピヨートル大帝の娘、エリザベートの命により、皇帝専属磁器工場としてサンクトペテルブルクに設立されたロシア最古の窯です。

その後はロシア帝国の繁栄とともに、皇帝専用の窯として発展を遂げます。時は流れ、1925年にはロモノーソフ磁器工場と改名されました。この時代の製品は門外に流出する事はまれでしたが、1993年の民営化以降は海外に輸出が開始され、身近に所有が出来るようになりました。270年以上にわたる伝統と技術で3000種類もの製品を創出してきました。サンクトペテルブルクで生み出される数々の陶磁器はその歴史と格調の高さで、ロシア国内はもとより世界中で高く評価されています。

インペリアルポーセリンの歴史

ロマノフ王朝の絢爛。ロシア最古のポーセリンブランド。

インペリアルポーセリンは華やかなロシア文化を築き上げたロマノフ王朝時代の1744年、ロシア皇帝ピョートル大帝の娘、エリザベートの命により、皇帝専属磁器工場としてサンクトペテルブルクに設立されたロシア最古の窯です。開窯当初よりロマノフ家および宮廷で使用される陶磁器を生産を担い、サンクトペテルブルグの冬宮殿宮をはじめ、そこから約25km程南にあるツァールスコエ・セローに設けられたエカテリーナ宮殿など、すべての宮廷で行われる晩餐会に採用されテーブルや部屋を彩りました。こうしてインペリアルポーセリンは、ロシア帝国の繁栄とともに皇帝専用の窯として発展を遂げます。

1917年、ロシア革命後のソビエト時代は軍需用セラミック製品を手掛けることが多くなりましたが、その間も少数ながら陶磁器は製造され、国力宣伝用として海外の博覧会などで数多く出展、純度の高い素材と芸術性において高い評価を得ました。その後1925年、ロシア科学アカデミーの創立200周年を記念し、エリザベートの時代に活躍した偉大な科学者ミハイル・ロモノーソフにちなんで『ロモノーソフ磁器工場』と改名されました。

1991年以降は、日常茶器や食器などの生産が急速に復活、かつての華麗な磁器造りが再現されていきます。ロモノーソフの製品が門外に流出することは稀であり、一部収集家が所有するのみでしたが、1993年以降ロシア連邦共和国の陶磁器として世界に作品が紹介されると、アメリカや日本へ輸出を開始するようになり、これまで美術館や博物館で鑑賞することしかできなかった製品が手軽に所有できるようになりました。そして2005年には、ソビエト時代の皇帝の名を冠した『インペリアルポーセリン』に戻すことが決定されます。

現在では、硬質磁器、軟質陶磁器、ボーンチャイナといった様々な材質で、ティーセット、コーヒーセット、フィギュリン、飾り皿など、約3000種類にもおよぶ製品を生産しています。270年以上にも渡ってサンクトペテルブルクで生み出される陶磁器の数々は、その歴史と格調の高さはもちろんのこと、脈々と職人に受け継がれた伝統と技術が注ぎ込まれる製品造りに、ロシア国内はもとより世界中で高い評価を受けています。

インペリアルポーセリンを代表するシリーズ

COBALT NET / コバルトネット

コバルトの網模様に22K(相当)のゴールドで描かれたリボンがアクセントとなる『コバルトネット(COBALT NET)』。
インペリアルポーセリンの中でもアイテムバリエーションが多いシリーズです。職人のハンドペイントによって、ハンドルや飲み口にも繊細な絵付けが施されています。カップ&ソーサーには、ソーサーの金彩がカップに映りこむように計算された設計が施され、一層の煌めきを湛えます。カップは軽くて持ちやすく、飲み物を注ぐと浮かび上がるフラワー型の形が目を楽しませてくれます。

現在の『コバルトネット』のパターンは、女帝エカテリーナ2世に献上されたディナーセットを基にアレンジが施され制作されました。このユニークで上品なスタイルは世界中で高く評価されており、1958年にはブリュッセル万国博覧会にてグランプリを受賞。1949年の発表から現在まで、半世紀以上にわたりインペリアルポーセリンを代表するパターンとして世界中の人々に愛され続けています。

BLUES PINK NET / ブルースピンクネット

「ブルース」はコバルトネットシリーズの柄を落ち着いたピンクで描きました。華やかながら落ち着いたカラーで人気の高いアイテムです。ガーリーな雰囲気も十分漂い、お手持ちの白やピンクの食器と合わせても、テーブルコーディネートのアクセントになりそうです。

インペリアルポーセリンで“春色”ピンクのコーディネート

2017.02.28

ロシアの名陶 インペリアル・ポーセリン

2017.02.01