バカラ年代記

■最高峰の美しさ、バカラ

クリスタルと言えばバカラを思い出すほど、世界的に有名なフランスのクリスタルメーカー。
パリから約400k東にあるロレーヌ地方のバカラ村に、1764年ルイ15世の認可を受けてガラス工場がつくられたのが輝きの歴史の始まりです。

1817年、本格的なクリスタルガラスの製造を開始し、1823年のパリ国民博覧会ではその透明度の高さと繊細なカットが認められ金賞を受賞。
以来、ルイ18世を始め世界の王侯貴族に愛用されてきました。

■「完璧を維持する」というポリシー

「完璧を維持する」というポリシーのもと、高品質で透明感のある手づくりクリスタルを製造。
その技術の高さは約40名以上の「MOF(フランス最優秀職人)」を輩出したことでも証明されています。 また完成に至るまでの段階で多くの製品を排除するなどチェックの厳しさも、その美しさを支えているのです。
まずはお手元に置かれて、そのすばらしさをご実感下さい。

240年の歴史の中、バカラは常にうつりゆく時代の美意識をクリスタルで形にしてきました。あの有名なシリーズはいつごろ発表されたのでしょうか?
HARCOURT(アルクール) アルクール




アルクール公爵家のためにつくられたグラス。バカラの原点である王侯貴族の時代から続くロングセラーです。
ROHAN(ローハン) ローハン



バカラが金賞を受賞した1855年パリ万博出品作。量産を可能にしたアシッドエッチングはこの頃開発されました。
MARENNES(マレンヌ) マレンヌ



19世紀に発達し、現代のM.O.F.(フランス最優秀職人)に脈々と受け継がれる見事な彫刻技術が堪能できます。
PERFECTION(パーフェクション) パーフェクション



クリスタルの素材としての美しさを追求し、装飾をいっさい省いた「パーフェクション(完璧)」という名にふさわしい究極のグラスです。
TALLEYRAND(タリランド) タリランド



大胆なフラットカットでダイヤモンドのように光を放つグラス。その名はフランスの名高い外交官タレーランに由来します。
PARME(パルメ) パルメ



フランス大統領の別館であるランブイエ城で実際に使われているパルメ。楽園に住む想像上の鳥が描かれています。
DOM PERIGNON(ドンペリニヨン) ドンペリニョン



ルーヴル宮内パリ装飾美術館で開催されたバカラ創設200周年を記念したグラスです。
MASSENA(マッセナ) マッセナ



「勝利の女神の申し子」と呼ばれた陸軍元帥の名にちなんでいます。丸いシェイプに華やかなカットが美しいグラスです。
VEGA(ベガ) ベガ



サヴィネル&ロゼ デザインによる、現代のバカラを代表するグラス。ベガ(織姫星)の輝きを表現しています。
EQUINOXE(エキノックス) エキノックス



春分・秋分の意味を持つエキノックス。太陽と地軸を象徴するような円と線のコンビネーションは天体の世界を感じさせます。
CONCORDE(コンコルド)



クリスタルとゴールドの融合。ゴージャス感だけでなく、クリスタルの美しさも兼ね備えたシリーズ。
OENOLOGIE(オノロジー)



オノロジスト(醸造学者)たちの望む品質に応えるため、特別に作られたオノロジーコレクションにこの年、ビアグラス・ビアタンブラーが登場しました。 オノロジー
MIKADO(ミカド)



ミカドとは、細い棒を使ったゲームの名。斜めのラインが重なり合うデザインが美しい。
MILLE NUITS(ミルニュイ)



ミルニュイとは『千の夜』という意味。名前の通り幻想的でクラッシックなイメージを醸しながらモダンさが際立つ美しいデザインです。 ミルニュイ
ZINZIN(ザンザン)



「ザンザン」とは、にぎやかな集まりや熱狂をあらわす言葉。独特の幾何学的な造形が魅力的。