今回は、“SAKS”ブランドから、商船三井のクルーズ船「にっぽん丸」にも採用されている最高級のカトラリー、スーパー700シリーズをご紹介します。
日本のカトラリーや刃物は、海外でも人気があります。特に新潟県燕市の金属加工、研磨技術が世界的に有名です。海外ブランドのカトラリーが実は日本製・・なんていうこともあるんです。日本人特有のきめ細かい「ものづくり」が評価されているんですね。
そんなものづくりの心が生み出したカトラリーがこちらの『サックス スーパー700』です。
いつの間にか失われるカトラリーの輝き。
写真のように、知らず知らずのうちに傷だらけになっているスプーンやフォーク。
家庭においても毎日のように使用しているツールなだけに、日々細かなキズによって当初の輝きを失ってしまっているのではないでしょうか。
普段よく使用するカトラリーはステンレス製のものが多いですが、丁寧に扱っていてもキズの問題は避けられないのが実情です。
では、いつまでも輝きを保つにはどうしたらいいのでしょうか。
この課題に取り組み誕生したのが、サクライの『スーパー700シリーズ』です。
最高の素材と技術で食洗機にも対応！
キズが付きにくい、新品のような輝きと美しさを保つカトラリーの実現へ。
『スーパー700シリーズ』は、ステンレスの最高級とわれる『SUS316L（18Cr-14Ni-3Mo）』を初めてカトラリーとして採用したシリーズです。モリブデンが加えられたこの最高級ステンレスは、表面硬化を最も高めることができるステンレスですが、その分加工の難しさにも反映されてきます。
サクライでは技術の水準を上げ、腕時計の金属部分に使われる表面硬化加工技術をカトラリーへの応用に成功させ、従来のステンレスに比べて3倍以上の対擦傷性をもつカトラリーを誕生させました。ウレタンや銅線タワシで擦ってもキズが見えない程なので、日常使いではほとんど目立ったキズを負う事はありません。
※注 研磨剤入り洗剤・研磨剤（酸化アルミ）を含んだスポンジは非常に硬度が高く、ほとんどの金属に傷がついてしまいます。
『シルキーミラー仕上』『シルクエッヂ仕上』。
表面を硬く加工するということは、その後の磨く技術も一緒に開発しないと商品化できません。
そこで、通常の方法では磨けないほど硬化した表面を、シチズンアクティブ株式会社との共同開発によって独自の研磨技術を考案しました。この研磨技術により、丹念に磨き上げられた周囲のエッヂやフォークの刃先などは、細部に至るところまで非常になめらかな仕上げになり鏡のような光沢を放ちます。
ナイフ部分は通常ハンドル部より耐食性に劣る素材が使われますが、このシリーズのナイフは刀部分も含め、すべて同一の最高級ステンレスを使用し、繰り返しの洗浄にも十分耐え得る硬度に仕上げられています。
『機能美』と『飽きのこないデザイン』を実現。
スーパー700のゼウス（Zeus)シリーズはグッドデザイン賞を受賞しています。
それはカトラリーに精通したデザイナーが、利用者の生の声を徹底して取り入れたデザインからこそ。
手に持ったとき、そして口に運んだときのストレスを極力排除したデザイン設計に仕立てられています。耐久性の高い素材、耐久性を誇る技術から生まれたカトラリーだから、永く使っていたい『飽きのこないデザイン』が追求されています。また美しさを保つこのカトラリーは、料理を提供するプロにも愛用されています。
お客様にとって、コストパフォーマンスが非常に高い！
いつまでも美しく、長持ちするカトラリー。生産者の立場にとっては、修理依頼も殆ど無く買い換えも見込めないこのシリーズで決して良い商品とはいえないかもしれませんが、ユーザーの目線に立ったコストパフォーマンスに優れたアイテムです。金属加工の一大産地である「新潟県燕市」を代表するブランド（つまりは日本を代表するブランド）として、カトラリーの中で『最高の品質』と『最高の機能性』を追求した商品と言っても過言ではありません！
豪華クルーズ船にっぽん丸にも採用されています。
”美味なる船”とも呼ばれている、三井商船のクルーズ船『にっぽん丸』のレストラン。
クルージングのなかでも、にっぽん丸の食事は大変楽しみなイベントの一つです。
素敵なひとときを過ごすシーンでも、スーパー700のエジンバラシリーズが採用されています。
サクライ（SAKURAI/Saks）
金属加工技術で世界的に有名な新潟県燕市のカトラリーメーカー「株式会社 サクライ」。
世界基準のモノづくりの街で1946年（昭和21年）の創業以来、培ってきた職人技と先進技術を融合させることにより、新しい価値を生み出すことに邁進してきました。世界で最初に表面硬化、表面加飾・硬化された表面の研磨、防汚効果各処理の応用技術を開発し、その分野ではシェア100％。時代に柔軟に対応できる総合金属加工メーカーとして展開しています。
