マイセンの誇る20世紀の巨匠たち

1960 年「芸術の発展をめざすグループ」という名で、独創性を本領とし、現代と未来に生きるグループが設立されます。彼等の名は、ルディ・シュトレ、ハイン ツ・ヴェルナー、ルードヴィッヒ・ツェプナー、ペーター・シュトラング、フォルクマール・ブレッチュナイダーの5名でした。

彼らはマイセン近郊の古城モーリツブルグの音楽の流れる一室で創作活動に取り組み、1975年マイセン磁器に与えた功績によりドイツ民主共和国から国家功労賞を授与されました。

彼らによりマイセンは新しい時代が幕開けし、彼等が引退した現在、才能ある後継者たちがグループを引き継いでいます。

ルディ・シュトレ / Rudi Stolle 1919 – 1996 (絵付師)

1919年
ドイツ マイセンに生まれる
1947年
マイセン製作所で活動を開始
1968年
芸術の発展をめざすグループに参加し、5人のアーティストの中の長老としてリーダー的役割を担う
1991年
マイセンを引退
1996年
死去

クラウン人形シリーズではギターを演奏しています。

ハインツ・ヴェルナー / Heinz Werner (絵付師)

1928年
マイセン近郊のコスヴィッヒに生まれる
1943-48年
マイセン製作所附属 養成学校卒業後マイセン入社
1960年
「芸術の発展をめざすグループ」の設立メンバーとなる

戦後のマイセンを方向づける多数の図柄を開発し、その夢とメルヘンに溢れた画風は、多くのファンをもつ。代表作品には、「アラビアンナイト」、「ほら吹き男爵の冒険」、「真夏の夜の夢」、「ブルーオーキット」、「狩人シリーズ」など、現代マイセンを代表する作品。1994年、マイセンを引退。ペーター・シュトラングが5人のアーティストを楽器を弾くクラウンにみたてた人形シリーズでは、得意のアコーディオンを演奏。

ルードヴィッヒ・ツェプナー / Ludwig Zepner(造形師)

1931年
シレジア(現ポーランド領)のマルクヴィッツに生まれる。
1960年
「芸術の発展をめざすグループ」の設立メンバーとなる。

自然観察の中から生れた彼の「グローサー・アウスシュニット」(花形広口)というフォームは、「ブルーオーキッド」「アラビアンナイト」をはじめ多くの現代マイセンのデザインに用いられている。1996年マイセンを引退。クラウン人形シリーズでは、ヴァイオリンを演奏。

ペーター・シュトラング / Peter Strang (彫塑家)

1936年
ドレスデンに生まれる
1950年
マイセン製作所所属 養成学校を経て、1960まで、ドレスデン造形大学で彫刻を専攻
1960年
「芸術の発展をめざすグループ」の設立メンバーとなる

文学作品をテーマとした作品を好み、イソップ物語、グリム童話、シェイクスピア、ブレヒトなど、さまざまな文学作品に材を求め、多くの魅力的な人形を生み出した。サーカスの題材も得意で、その作品は人気が高い。2001年、マイセンを引退。クラウン人形シリーズでは、サクソフォンを演奏。

フォルクマール・ブレッチュナイダー / Volkmar Bretschneider(絵付師)

1930年
ドイツ マイセンに生まれる
1944年
マイセン製作所所属養成学校入学
1975年
「芸術の発展をめざすグループ」に参加、花や果物をはじめ、ユニカート(一点物)でその名を知られるようになる。女性の顔が花瓶に閉じ込められたように見える図柄など、独創的な手法の作品が多い。
1995年
「マイセンを引退

クラウン人形シリーズでは、太鼓をたたいている。