料理やシチュエーションによって使い方は様々ですが、ここでは一般的な食器の種類や用途をご紹介します。
カップ類
ティーカップ&ソーサー
ティーカップは紅茶の香りと色を楽しむために、また熱い紅茶の温度を冷ましやすくするために、一般的に広く浅い口が特徴となっています。カップの中にモチーフが描かれているものも多数ありますが、紅茶の水色を通して図柄を楽しむためにそのように作られています。
コーヒーカップ&ソーサー
ティーカップとは反対に、温度を保つため口径が狭くなっており、円筒形のものが多くみられます。容量は120-140mlが主流で、厚手のものも多くあります。コーヒー用とは言うものの、紅茶にも兼用できるものもあります。
デミタスカップ&ソーサー
エスプレッソ用の小さなサイズで、一般的に60-80mlが容量とされています。こちらも保温を考えて口を狭くし、円筒形が主流となっています。フランス語で「デミ(半分)」「タス(カップ)」という意味です。
湯呑(ジャパニーズカップ)
日本茶や中国茶用に作られたカップです。フリーボウルとしてもお使いいただけますので、アイスクリームやソース入れなど使い方はアイディア次第で様々です。
プレート類
食文化の違いにより、洋食器と和食器で少しシェイプが異なります。ヨーロッパでは、ナイフとフォークを使いやすいように比較的プレートが平らなものが多いのが特徴です。
中皿 / デザート皿(18~24cm)
18cmサイズは「ケーキ / デザート皿(ケーキプレート)」とも呼ばれます。前菜、サラダ、デザートの取り皿として使われますが、例えばライスなどで一人用の盛り皿としても使えます。
大皿 / ディナー皿(25cm~)
メインディッシュ用のお皿です。
フォーマルな食卓なら位置を決めるお皿やサービスプレート(チャージャープレート)として使います。
チャージャープレートとしては、直径29cm以上のものが使いやすいサイズです。
深皿/ボウル
和食器でいえば「鉢」です。13~24cm前後のサイズが主流です。13cmサイズは「フルーツソーサー」、20cm以上のサイズは「シリアルボウル」、24cmは「サラダボウル」と、それぞれ呼ばれることもあります。煮汁の多い煮物などの料理の盛り付けには欠かせないアイテムです。
碗(椀)/鉢
碗は円形で深さがあり、片手で持てる器を指します。材質によって漢字が異なり、木製は【椀】、陶磁器製は【碗】、金属製は【鋺(かなまり)】と書かれます。
また、鉢は椀のような深さはないものの、汁物を盛ることもできる中深の器をいい、開口部が広く多目的に使えることが特徴です。
ポット・シュガー・クリーマー
紅茶やコーヒーをよく飲まれるなら1セットはもっておきたいのがティーセットです。お気に入りのカップにあわせてティーポット・シュガー・クリーマーを揃えられるとティータイムがさらに楽しくなります。
クリーマー
紅茶やコーヒーに入れるミルクやクリームを入れる器です。ハンドルが上の方についており、カップに注ぎやすい作りになっています。それ以外にも、サラダのドレッシングを入れたり、花瓶がわりに小花を生けたりすることもできます。
シュガー
コーヒーや紅茶の砂糖を入れる器です。最近では、健康ブームのためか砂糖を控える方が増えたため、メーカーでも小さなサイズのシュガーのみを製造しているところも。密封性はありませんので、長期間入れたままの保存はできません。