- ファインボーンチャイナは急激な温度変化に敏感ですので、日常で使用する際も急に熱湯を注ぐなどはしないで下さい。急激な温度変化で器が割れる恐れがあります。
- 食器を温める際には、均等な状態で徐々に温度を上げていくようにしてください。直火は厳禁です。急激な温度変化はヒビや破損の原因になります。オーブンや冷蔵庫での使用もしないで下さい。
- 食酢・梅・レモン等、酸の強い食品の保存に長時間使用すると素地を痛めてしまうことがあるので、そのような使用方法はおやめください。
- 金属(ゴールド、シルバー、プラチナ)等の装飾の無いテーブルウェアは基本的に電子レンジでの使用が可能ですが、金属等の装飾があるテーブルウェアは絶対に電子レンジで使用しないで下さい。装飾箇所から火花が出て大変危険です。
電子レンジをご使用される場合、以下の点にご注意ください
- オーブン機能での使用はできません。
- 食器に既に傷がある場合は使用しないで下さい。
- 極端に冷えた状態の食器を電子レンジで使用しないで下さい。
- 冷凍された食品を食器にのせて電子レンジに入れないで下さい。(急激な温度変化により食器が割れる恐れがあります。)
品質と機能
焼物の食器で大きな問題は、絵具や釉薬に含まれる鉛とカドミウムなどの重金属の溶出です。鉛やカドミウムなどは比較的低温で溶け、発色が美しくなるため上絵用の絵具として使われています。日本では厚生労働省の食品衛生基準によりこれらは規制されており、基準値をクリアしたものだけが流通しています。
オーブン、電子レンジと食器
僅かな時間の間に200℃前後の高温に達するオーブン内では、食器は急激な温度に耐える必要があります。急熱急冷に耐える温度を「冷熱温度」といい「150℃パス」がオーブン使用可能といわれています。一般的には白磁器もボーンジャイナも150℃パスではありませんので、オーブン使用には適していません。150℃が目安なのは、日常生活で起こり得る状態として熱い食器をー濡れたステンレスの流し台に置いて割れない程度です。もともと絵付け焼成時に2時間以上かけて800℃までの高温にし、ゆっくりと常温に戻すのでゆっくり熱すれば800℃になっても影響はありません。オーブンOKでなくても木台などに置けば割れませんが、メーカーとしては保証できないのでオーブン使用はすすめていないのです。電子レンジは加熱の方法上、金や銀があるとスパークしますので、施されているものは電子レンジ使用は不可です。オーブン食器はオーブンだけでなく電子レンジにも使えます。